


役者や声優、アナウンサーにとって、標準語は必須スキルとなります。
地方出身者が訛りを直したくても、直せない理由を知っているかどうかで、実力の差も開いていきますよ。
本記事では、訛りが直らない原因から、日本語の発音基礎知識などを紹介しています。
この記事を読んで、標準語を身につけて、方言との二刀流を目指していきましょう。
この記事の内容
- 日本語の発音基礎知識
- まずは訛っている自分に気付くことの大切さ
- 指摘してもらうことを恐れないこと
- テレビやラジオは練習には向いていないという事実
- 地元の言葉に触れないようにする
- 訛りを直す必須アイテムを紹介
こんな人に読んでほしい
- 役者、声優、ナレーター、アナウンサーを目指している方
- 地方出身者で標準語を身に付けたい方
こんな人が書いています
- 上京歴10年目の九州男児。
- 東京で4回の引っ越し経験あり
- 音楽と役者の元夢追い人
- Apple Music他の配信サイトでオリジナル音源配信中。
- YouTube「ぐっちょんねる」でアコギ超・超・超初心者向けチャンネル放送中。
ぐっちょんの詳しいプロフィールはこちらをチェック!
参考情報
ぐっちょんは無アクセント地域と呼ばれる一番訛りを直しにくい地域で育った人間が役者を目指し、標準語と西諸弁(地元の方言)の二刀流を身に付けた。1回8000円かかるアクセント教室にも通っていたこともあります。訛りを直しにくい方言だったからこそ本気で標準語を身につけてきました。
目次
訛りが直らないのは日本語の発音基礎知識を知らないから

日本語の発音は、音の高さで言葉の意味が変わってくる高低アクセントとなってます。(英語は強弱アクセント)
よく訛る(発音が違う)ことを「イントネーションが違う!」とテレビなので聞くと思います。
しかし、あれは正確に言うと間違いで、正しくは「アクセントが違う」という言い方をします。
アクセントとイントネーションは下記の通り。
【アクセント】→単語ひとつひとつの音の高さのこと
例
●A君:あなた、ト↗トロ(低→高高)っていうの?
●B君:いいえ、私はト↘トロ(高→低低)です。
【イントネーション】→文章全体の抑揚のこと
例
●パターンA:あなた、トトロっていうの⁈ ↗
(ドキドキワクワクしてる、語尾が上がる)
● パターンB:あなた、トトロっていうの。 ↘
(成人した息子に本当の名前を伝える時、語尾が下がる)
こんな感じです。分かりにくかったらググりましょう。
テレビでは「訛る=イントネーションが違う」と使われることが多いので、一般の方はそこまで気にしなくてもおっけ。
しかし、役者などを目指してる方は、この違いを言えるようにしておきましょう。
アクセントの知識を知らなければ訛りは直らない

日本語のアクセントの種類は4種類あります。
【頭高(あたまだか)型】→頭の音が高く、それ以降低くなる
例
例)メイ、トトロ、ドングリ
【中高(なかだか)型】→頭と最後の音が低く真ん中の音が高くなる(何種類かある)
例
例)小僧、ジコ坊、乙事主
【平板(へいばん)型】→頭の音が低くそれ以降高い音が下がる事なく続く
例
例)千尋、砂金、カオナシ
【尾高(おだか)型】→平板型と似てるが単語に続く接続詞の前で音が下がる
例
例)男 が(オ↗トコ↘が) 女 と(オ↗ンナ↘と) 屋敷 へ(ヤ↗シキ↘へ)
訛りが直らないなら意識を高く持つべし

訛りを直していく中で重要なのが、「今、訛ったな」というのを自分自身で気付くことです。
この感覚を掴めないと、指摘してくれる人が近くにいない場合、1人だと合ってるか間違ってるのかさえも判断できません。
なので
- 自分は訛りを直すんだ!という意識を高くもつ
- 常に学びの姿勢で発音に気を使っていく
- 標準語を話す人と積極的に話す
こうしていくことで、少しずつ耳が鍛えられてきて訛りに気付ける耳になっていきます。
指摘を恐れているかぎり訛りは直らない

日常会話で色んな人と話すとき「ちょっとでも訛ってたら教えて!」と伝えておく!(もちろん関東圏、標準語発音の地域出身者の方に)
正直、これが一番意識する練習方法としては効果的です。
話の流れで指摘してもらうことで、自分では中々気付けないところに気付けたりします。
テレビやラジオだけでは訛りは直らない

「テレビで放送されているニュースを見たりラジオ聴いたりして勉強しよう!」と言われたことあると思います。
が、結論から言うと初心者にはハードル高めです。
何が正しくて何が間違ってるかもわからない状態で、テレビやラジオを聞いたところで直しようがないからです。
テレビやラジオで時間を使うぐらいなら、関東圏出身の友達と電話したり会いにいったりしましょう。
普通の会話を楽しみつつ、訛ったら指摘してもらう方が、時間の有効活用です。
訛りが直らないときは地元の言葉から離れてみよう

地元の人と頻繁に連絡を取らないようにするのも、上達する上では必要になります。
毎日のように地元の友達や家族などと連絡をとっていると、訛りを直したくてもなかなか直せない状況が続きます。
なるべく地元の言葉に触れない環境作りも意識してみましょう!
訛りを直すための必須アイテム

アクセント辞典
アクセント辞典は標準語圏に住んでいる人でも声優やアナウンサーを目指す人は使っているぐらい、言葉を扱う人は持っておくべきもの。
- ある声優さんはアクセント辞典に書いてあるもの全て暗記
- ある声優さんは現場には必ずアクセント辞典を持参
プロアマ問わず役に立ってくれる、バイブル的存在なのがアクセント辞典です。
いくつかの会社から出版されていますが、初心者の方はNHK日本語発音アクセント新辞典で問題ありません。
スマホアプリ
上記のアクセント辞典がアプリとしても手に入れることができます。
アプリ版のメリットとしては
- 重たい辞書を持ち歩く必要がない
- 調べたい単語をすぐに見つけられる
- アナウンサーによる発音の音声機能が10万語以上はいっている
辞書に比べたら使い勝手もよく値段は辞書と変わらないので、迷っている方はアプリ版をおすすめします。
物書堂というアプリをダウンロードして、その中でアクセント辞典を検索するとでてくるので「訛りを直したい!」って方は即手に入れましょう!
下記アプリは現在iOS版のみ対応。Androidお使いの方は他にもアクセントを調べられるアプリがいくつかでているので、そちらをチェックしてみてください。
オーディオブック
オーディオブックとは、プロの声優・俳優が本を朗読してくれて、目を使わずに読書を楽しめるサービス。
「文章を人に聞かせる」サービスなので、プロの正しいの発音(アクセント)で録音されています。
なので、テレビやラジオと違って正しい発音を学べて、かつ好きな本も楽しめる一石二鳥のアプリです。
有名どころは「audiobook.jp」と「Audible」の2つの会社になります。
それぞれの紹介を記事にしているので、訛りを直したい人はぜひ取り入れてみてください。
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【すぐに始められる!】Audible(オーディブル)の使い方【メリット・デメリットも紹介】
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【オーディオブック】「ながら読書」のおすすめアプリはaudiobook!【無料お試し期間あり】
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どちらも無料体験がついているので、お金をかけずにオーディオブックを楽しむことができますよ。
訛りが直らない理由と直し方まとめ
ぐっちょんの地元は無アクセント地域と呼ばれるところで、そもそもアクセントという概念がない地域です。(栃木あたりも同じ無アクセント地域)
概念がないので、 「雨」「飴」や「橋」「端」「箸」の発音に違いがある事も知らずに、小さい頃からすくすく育っていきます。
なので標準語を身につけようとすると、めちゃくちゃ苦労するのが、無アクセント地域の特徴でもあります。
僕の地域の西諸弁は、一時期バズってた「必ず二度見てしまう⁈フランス語に聞こえる方言」 のところ
役者を目指し始めてから必死に意識して、分からなかったら調べて、喋る相手に指摘してもらいながら、標準語を喋れるようになりました。

役者時代にお世話になったアクセント辞典
標準語を身につけるには意識して喋りまくるしか方法はありません。
しかし標準語を身に付ければ、地元の言葉との二刀流で勝負することが出来ます。
ほかのライバルたちと差別化を図ることができるので、自然と喋れるようになるまで頑張っていきましょう。
それでは最後に名探偵コナンより灰原が言っていた、素敵な台詞がめちゃ心に残ってるのでそれを皆さまにお届け。
恥ずかしがる事ないわ…
(青山 剛昌作:名探偵コナン:53巻より引用)
方言は言葉に付けたアクセサリー…
外したければ外せばいいけど捨てちゃダメよ
それにはあなたがそこで育ったという
大切なメッセージが刻み込まれているんだから…
ちなみにぐっちょんは役者をやる前に音楽の専門学校に行ってたのですが【衝撃】「専門学校には行く必要がないな」と思った【本音の話】の記事でいろいろと本音を語ってます。
これから役者や声優を目指すために、専門学校や養成所に通うことを考えている人にも参考になる記事だと思うので、ぜひ読んでみてください!
他にも一人暮らしの人に向けた記事を書いているので是非読んでみてください!
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それでは今回はこのへんで!!
しーゆーねくすたーいむ!またきっくいやーん!!
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